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新装版 バウハウス叢書 12 デッサウのバウハウス建築

【こちらは新装版です。旧版上製本の在庫もございます】

¥4,180(税込)

書籍情報

ヴァルター・グロピウス 著
利光 功 訳
B5判変型・並製・カバー装・234ページ
2020年8月刊行
刊行年月 2020年8月上旬刊行
ISBN 978-4-8055-1062-9

書籍詳細

新装版 第6回配本(2020年8月刊行, シリーズ完結)

新しき造形大学

「本書は、わたしの前にひらけていた、建物を建て、展開させ、共同で仕事をした豊穣なる時についての、ひとつの報告である。」

内容紹介

バウハウスがデッサウに移転する1925年からグロピウスが学長を辞する1928年までの3年間に、デッサウの地で建設されたバウハウス建築の作品集。

現在世界文化遺産に指定されているデッサウ期バウハウスを象徴する校舎とバウハウス親方の家のほか、テルテン住宅団地や公共職業安定所などの豊富な写真図版や図面資料とともに、それらの建築設計を一手に担ったグロピウスのコメンタリーが付される。

「すべての造形活動の最終目標は建築である」との理念を掲げ、形式に依存せずむしろ変動する形式の背後に生そのものの流れを追い求め、生き生きとした闘う共同体を志向したバウハウスの、ひとつの到達点が提示される。

著者略歴

Walter Gropius(1883-1969)

ドイツ・ベルリン生まれの建築家。1903年、ミュンヘンの工科大学で建築を学び始める。1908年よりペーター・ベーレンスの事務所で助手として勤務、その後自身の建築事務所を設立し、ファーグス靴型工場(1911)、ケルンのドイツ工作連盟展における事務所およびモデル工場(1914)を、パートナーのアドルフ・マイヤーと共同で設計する。1914年から18年まで第一次世界大戦に従軍。1919年、旧ザクセン大公立美術大学と工芸学校を合併し、「ヴァイマールの国立バウハウス」を創設して、初代校長を務める。1925年にヴァイマール・バウハウスは閉鎖、デッサウへ移転し、そこでバウハウスの校舎と親方の住宅(1926)のほか、デッサウ市郊外テルテンの住宅団地(1926-28)の設計を行い、名声を高めた。1928年、バウハウスの校長を辞任、ベルリンへ移り、建築家として活動を続ける。同年設立のCIAM(近代建築国際会議)の主要メンバーとなり、1931年に副議長となる。ナチス台頭に伴い、イギリスを経て、1937年にアメリカへ亡命、ハーヴァード大学建築学科の学科長に任命される。多くの個人住宅を設計した後、1946年、若手建築家たちを集めてTAC(The Architects Collaborative)を編成し、ハーヴァード大学院センター(1948-50)、アテネの米国大使館(1959-61)などをTACと共同で設計した。1969年、ボストンで死去。

*この商品は新装版です。旧版の上製本の在庫もございます。

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