会社案内

沿革

昭和31年(1956)10月、戦前・戦後と中央公論社の中核をになって活躍した栗本和夫により小社は発足・創業しました。栗本は、芸術作品に対して鋭い美意識と鑑賞眼を持ち、つねに文化の高峰を思念して出版事業に当たりました。
最初の出版は 『池大雅画譜』 です。後年の 『浦上玉堂画譜』 とともに、秀でた画人の全作品集であり、精細な印刷技術はもとより、編者による厳密な原作批判を通じて、単なる好事家の領域を越えた作品鑑賞の基本に関わる重要な問題を提起しました。
また、印刷・造本技術の粋を集めた、高見沢版の広重・北斎などの浮世絵や、良寛・斎藤茂吉・會津八一・村上華岳・安田靫彦・前田青邨・奥村土牛・上村松篁などの複製品や書画集、芥川龍之介や寺田寅彦・中谷宇吉郎などの文人画集も刊行し、江湖の好評を博しました。また芸術家自身が執筆した一次資料の収集にも力を入れて、作家の全体像を浮き彫りにしています。
一方、啓蒙書では芸術選書 『ペルシアの陶器』『中国の建築』『インドの美術』(1964年、毎日出版文化賞) などの名著を生み、美術文化シリーズでは、学問的に裏打ちされた社寺・遺跡などの平明な案内書を刊行しました。
しかし小社の出版事業の根幹は 『日本彫刻史基礎資料集成』、『日本建築史基礎資料集成』 に代表される学術的な専門書であり、各種の美術史や建築史の論文集や著作集、数世紀に亘って読み継がれてきた諸外国の名著の紹介などであります。
創業60年を超えて明日への新たな出版の使命を自覚し、美術・建築はもとより我国の文化の洗練と琢磨・研究とに資すべく、基本的、古典的な学術書の刊行を企図していく所存であります。


アクセス

株式会社中央公論美術出版

代表取締役  松室 徹
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-10-1 IVYビル6F

・東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線 「神保町駅」 A5出口より徒歩0分
・東京メトロ半蔵門線・東西線、都営地下鉄新宿線 「九段下駅」 5番出口より徒歩7分
・東京メトロ千代田線 「新御茶ノ水駅」 B3b出口より徒歩7分
・JR 「御茶ノ水駅」 御茶ノ水橋口より徒歩10分
・JR 「水道橋駅」 東口より徒歩10分

お問い合わせ

電話 03‐5577-4797
FAX 03‐5577-4798
Mail chukobi*chukobi.co.jp (*マークを@に換えてお問い合わせください)

採用情報

現在、募集はしておりません。

copyright(C)chuokouronbijyutsu. ALL RIGHTS RESERVED.PAGE TOP
特定商取引に基づく表示