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中世鎌倉五山の建築
¥4,950(税込)
書籍情報
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鈴木 亘 著
A5判上製カバー装
本文264頁 挿図18点
刊行年月 2016年7月
ISBN978-4-8055-0771-1
書籍詳細
本書は中国禅寺の制度に倣って創設された中世鎌倉五山の禅院建築について、その創立から鎌倉時代末および南北朝期における最盛期の主要伽藍と室町時代前期にいたる塔頭の建築を考察した。永い中国の歴史の中でも最も洗練され、来日僧と入宋僧の指導により招来され建立され、これら全体と部分を統一し完成した様式を備えた南宋の建築は、わが国の中世建築の成立に極めて重要な位置を占めることを論じ、先行する文献・遺構研究などを咀嚼・敷衍して、従来、あまり明確ではなかった鎌倉五山建築の伽藍と塔頭の配置と形式により新たな知見を付与する研究である。