カテゴリ: ◆既刊書 日本・東洋建築・都市史

近世禅宗寺院の空間構成と意匠の研究

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書籍情報

杉野 丞 著
A5判上製函入
本文368頁
刊行年月 2016年2月
ISBN 978-4-8055-0755-1

書籍詳細

近世禅宗建築は、中世禅宗伽藍建築と異なり、全国各地に築かれた地方寺院の禅宗本堂が中心的な役割を果たした。

本書は、近世における禅宗寺院本堂の空間構成と意匠ついて、臨済宗本堂と曹洞宗本堂の発展過程を全国の建築遺構を実証的に分析・検討し、これまでの中世禅宗建築に加えて、近世禅宗建築の発展消長を解明するとともに、中世における臨済の公案禅、曹洞の黙照禅に象徴された禅風が、近世禅宗本堂の空間構成・意匠の展開を通し、禅の建築文化が如何に継承されたかを明示し、我が国の近世の禅文化の新たな理解の端緒となるものである。

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