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洛中洛外図屏風 歴博甲本【芸術選書】

-絵になる都-

¥3,300(税込)

書籍情報

泉 万里 著
四六判上製カバー装
本文220頁
刊行年月 2025年3月
ISBN 978-4-8055-1506-8

書籍詳細

国立歴史民俗博物館所蔵の洛中洛外図屏風(通称・歴博甲本)は現存最古の洛中洛外図屏風である。天下泰平にはまだ遠い十六世紀前半の絵画だが、そこに描かれたのは、祇園会も滞りなく行われ、洛中を歩く人々の足取りも軽い平穏息災な都の一年である。この歴博甲本の特質を絵画史の視点から捉え直す。

目 次

第一章 景観の選択と構成

第二章 洛中を往来する人々

第三章 風俗表現とその類型

第四章 耕作に励む人々

第五章 行事の情景

第六章 筆者問題の研究史

第七章 人物と景観の様式

第八章 制作の背景

第九章 歴博甲本のあとさき

おわりに

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