―啓蒙の時代における「自然」と「真実」―
船岡美穂子 著
A5判上製函入 本文512頁
本書はたくみな写実と魔術にも比される絵画技法が特徴であり、やがて19世紀以降の近代絵画の展開にも影響を与えていった、18世紀フランス絵画を代表する画家ジャン=シメオン・シャルダンの全画業を対象とした国内初にして最新の学術研究書である。
当時の啓蒙思想家や美術愛好家たちに高く評価され、美術史のみならず、文学・哲学・社会史といった隣接分野から高い注目を集めるこの画家についての初のモノグラフィー。
【第39回(2022年) 渋沢・クローデル賞受賞】