吉田雅子 著
A5判上製函入
本文516頁 カラー口絵16頁
大航海時代、海のシルクロードを通じて日本に舶載された染織品を手がかりに、それらの制作地、制作年代、制作目的、交易経路から、グローバルな文化交渉の営みを描き出す。調査作品には慶長遣欧使節請来品、豊臣秀吉伝来品、好仁親王旧持物、徳川家伝来品、直江兼続伝来品など重要文化財を含む。染織技法、美術様式、史料を分析し、ヨーロッパ・中国・日本そしてインド・アンデスまで、染織品がたどった東西交渉史の実像に迫る未踏の労作。
平成29年度(2017) 意匠学会賞受賞